こんにちは!NDKCOM 小山です。
普段エンジニアとしてシステムの開発に取り組んでいます。
私は本NDKCOM エンジニアブログ の運営担当として、約半年間活動してきました。本記事では、その半年で得られたノウハウについて共有いたします。
同じようにエンジニアブログを運営されている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
1. エンジニアブログ担当となった経緯
本ブログの記事でご存知のとおり、ENQiでは我々や所属するチームが得たノウハウや社外活動参加レポートを公開してきました。
NDKCOMは長崎の地方中小企業ですが、まだまだ世の中広く貢献できることはあるということで、3年前に新たな取組としてエンジニアブログの公開にチャレンジし、手探りで続けてきました。
このENQiは年間活動ですが、私は第三期の活動に入るタイミングでENQiのメンバーとして選抜され、それまで他の先輩社員が担当していたエンジニアブログ運営担当という仕事を任されることになりました。
私個人としては過去に「C#研修の振り返り」という記事を執筆する機会がありましたが、今回「執筆者という立場から運営担当者という立場になり裁量を持って推進する」ことは大きなチャレンジとなりました。
基本的に毎月1件の記事を公開するための執筆者依頼やサポートがもともと与えられたミッションでしたが、「より多くの方に見ていただく」ことも推進者としてのミッションに加え取り組みました。
とはいえ、ブログ担当者となるのは始めての経験だったので試行錯誤の活動でしたが、そのなかで取り組んだことが同じような立場の方に参考になるのではと思い、いくつか簡単にご紹介することにいたしました。
2.エンジニアブログ運営の改善
エンジニアブログ運営で私が取り組んだことは多岐にわたりますが、そのなかから4点をご紹介します。
2-1. エンジニアブログの現状を「分析」して把握
仕事に着手して、まず行ったのは、現状の読者層の把握です。
具体的にはGoogleのツールを活用して、「どのようなユーザーが」「どんな経路で」エンジニアブログに訪れているのかを確認しました。
- Googleアナリティクスを使った分析
- アクセス数の推移を定期的に確認
- デバイス別(スマホ・PCなど)のアクセス割合をチェック
- モバイル別でのサイトの見やすさを比較・調整
- Googleサーチコンソールで検索ワードを調査
- どのような検索キーワードでブログが表示されているかを分析
- ユーザーが関心を持っているテーマを把握し、今後の記事ネタの参考に
このふたつにより、現状の読者層を把握することができ、今後の読者想定やリーチできていない層を把握することができ、エンジニアブログ戦略の貴重な情報源を得ることができました。また、日々モニタリングも可能となりました。
2-2. 記事のレビューフローの改善
より多くの方に価値ある記事を届けるためには、事前の確認が重要です。
これまでは公開前のレビューは記事作成者によるチェックが主で、明確なプロセスはなく、それ故に内容の確からしさや分量、見せ方等読者にとって読みやすいかの観点は、そのチェックにばらつきがありました。
本活動ではよりよい記事を公開することを目的に、記事の品質向上のための公開前レビュープロセスを整備しました。
- レビュールートの強化
- これまでの「執筆者 ⇛ ENQiリーダー ⇛ 公開」というプロセスを、「執筆者 ⇛ 上長レビュー ⇛ 運用担当者レビュー ⇛ CTOレビュー⇛ 法務レビュー ⇛ 公開」に変更した
- レビュー担当者が増えるに伴い、ENQiメンバーでない方にも加わって頂く必要があったため、趣旨を説明し協力を取り付けた
- 記事執筆者向けにセルフレビューを改善
- これまで記事作成者に委ねられていたセルフチェックをより効率的かつ効果的にするために、チェックリストベースドレビュー技術を導入するとともに、セルフレビューチェックリストを整備
- チェックリストは、誤字脱字・構成・SEO観点など、最低限の項目を整理
- レビューコメント契機のレビュープロセスの改善
- 新しいレビュープロセスになると、多くのレビューコメントが得られるようになる
- レビューコメントは執筆者にフィードバックするが、次の記事の執筆者にも「前回どのようなレビューコメントがあったか」をインプットし、参考にしてもらうようにした
- 執筆者全員に共通的なレビューコメントは、チェックリストに反映することで、継続的にレビュー全体の質が上がるようにした
この改善により、記事の質が向上していますが、まだ改善途上であるため引き続き取り組んでいきます。
2-3. ブログの見た目と構成の見直し
私が担当するまでのNDKCOMエンジニアブログのページはとてもシンプルでおとなしいものでした。また、記事の公開を優先することで、それほど設定もされていない状況でした。
より良い記事を公開したとしても、ページデザイン的に目に止まらず使いにくいことは問題と考えました。そこで、読者にとって「読みやすいブログ」にするため、ブログの見た目や設定も調整しました。
- プロフィール写真の変更(信頼性・親近感を高めるため)
- レスポンシブデザインの再確認と調整
- 記事本文の末尾やサイドバーに、次のアクション(注目記事・最新記事など)を明記
- デザインテーマを変更し、全体の印象をリニューアル
まずはシステム上で設定できるものを対応しましたが、以前に比較して読みやすいブログページになったと考えています。
2-4. はてなブログのグループに参加
最後に、同じジャンルのブログとのつながりを増やすために、「はてなブログのグループ」にも参加しました。
他社や個人のブログから刺激を受けることもあり、新しい記事ネタヒントにもなりそうです。
3. エンジニアブログ運営の成果と気づき
半年間の運営を通じて、いくつか成果を出すことができました。また、学びを得ることができました。3点ご紹介いたします。
3-1. アクセス数の増加
2024年12月と2025年7月7日時点を比較して、アクセス数を1.5倍強に高めることができました。記事の公開を継続的に実施できたことと記事それぞれの質の向上に加え、長崎QDGのようなイベントでエンジニアブログを宣伝できたことが、着実に結果につながったと考えています。
担当者として与えられたミッションに、数字で成果を出すことができました。
3-2. 人気記事の傾向
Googleサーチコンソールなどの分析を通じて、よく読まれている記事のテーマやキーワードが明確になってきました。特に、実務に役立つ技術ノウハウやトラブル対応系の記事が多く読まれており、今後の記事ネタにも役立てられそうです。
3-3. 試行錯誤の大切さを実感
見た目の調整、チェック体制の改善、記事内容の工夫など、さまざまな試みを重ねる中で、何が効果的だったのかを振り返ることができました。すぐに成果が出るわけではありませんが、地道な試行錯誤が運営の質を高める鍵だと感じました。
4. エンジニアブログという仕事を通した個人としての成長
今回ENQiメンバーとして抜擢いただき、エンジニアブログという仕事を担当する機会に恵まれました。私はまだ2年目エンジニアですが、裁量を持って物事を進めるというのは良い経験でした。この経験による自身の成長 についても3点ご紹介します。
4-1. 「作業」と「仕事」は異なるということへの気付きを得た
まだ二年目だと、上長に指示されたことをこなすということが多いと思います.この仕事では与えられたものを言われるがままに実行するということではなく、ミッションと裁量を与えられ、自ら動き自ら決定しながら活動していくということが求められ、作業と仕事の違いを学ぶことができました。エンジニアとして求められるのは、作業をすることではなく仕事をすることです。今回の気づきを活かしていきたいと思います。
4-2. 様々な記事をレビューすることで知識を学ぶことができた
諸先輩らの記事をレビューすることで、自然とその中身についての理解が深まり、結果として自分の知識を増やすことができました。これはレビューしていたからこその効果だと思います。
4-3. 社内に知り合いを増やすことができた
レビュー担当者や執筆者は普段からその全員とコミュニケーションがあったわけではありません。なかには話したことがない方もいらっしゃいました。この活動を通して社内の人脈を増やせたことと、私の顔と名前を覚えていただいたことは、今後の業務にも役立つことだと考えています。
5. おわりに
以上、エンジニアブログ運営担当としてこの半年で取り組んできた内容をまとめました。
この取り組みでエンジニアブログを改善し、個人としても成長することができました。
企業の文化やルールによっては使えないノウハウなどあるかもしれませんが、この記事が、どこかの開発者ブログ運営の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!