NDKCOM エンジニアブログ

Evolution for 'NDKCOM software Quality improvement'

NDKCOMに宅配ロボット「DeliRo」がやってきました!

こんにちは、NDKCOMの水田です。

NDKCOMは長崎の会社ですが、私は今東京のとある会社に出向しています。その目的は...

~ Robot ~

そう、今回のブログのタイトルにもなっているロボットです!

この赤いボディとくりっとした目がかわいいロボット「DeliRo」を紹介します。

 

・DeliRoとZMP

「DeliRo🄬(デリロ🄬)」は私が出向中の会社「株式会社ZMP」が開発・生産しているロボットです。

CMに出ていたりするので、「このロボット見たことある!」という方も多いのではないでしょうか!?

このロボットを開発しているZMPは「ロボットを社会インフラにする」をビジョンに掲げ、これから紹介する「DeliRo」をはじめ様々な自動運転ロボットやAGV(Automated Guided Vehicle/無人搬送車)、ロボットマネジメントプラットフォーム「ROBO-HI」の開発を行っている会社です。

www.zmp.co.jp

 

・DeliRoはどんなロボット?

DeliRoは自動運転技術を搭載した宅配ロボットです。

適切な走行経路をロボット自身が自動生成しながら時速6km(歩くのと同じくらいの速さ)で走行し、指定された場所に荷物を届けるのがこのロボットの主なミッションです。
令和5年4月1日の道路交通法改正により、自動運転ロボットが公道を走れるようになりました。

※あろうことか執筆者が公道を走っているときの映像を撮って無かったので社内の走行テスト中のGIFを代わりに置いています(後ろを歩いているのは執筆者)

DeliRoへの移動地点の指示などはZMPが開発しているロボットマネジメントプラットフォーム「ROBO-HI」から行います。自動運転ロボットが公道を走行する場合、遠隔監視が道路交通法によって義務付けられており、ROBO-HIでロボットの監視も行います。

人とのコミュニケーション機能も備わっており、DeliRoは曲がりたい方向をウインカーと目で見て周りに知らせます。また、すれ違う人を前方カメラで認識すると「こんにちは!」と元気にあいさつします。かわいい。

LiDARセンサーを搭載しており、障害物を検知して自分で回避したり一時停止したりして歩行者の方との衝突を未然に防ぎます。
NDKCOMではこのDeliRoを九州の企業で初めて導入しました。

 

・なんでロボットを導入したの?

長崎をはじめ地方都市は人口減少の問題が大きくなっています。この社会的な問題を"どうにかして"解決すべくDeliRoを導入しました。
まずは実証実験を重ねながら配送事業の省人化に宅配ロボットで取り組み、ロボットをインフラとして活用し安心で便利な街づくりを目指すのが我々のミッションです!

ZMPは「RoboTown」という構想を考えています。RoboTownは簡単に言うと「ロボットがインフラとして人々の暮らしに溶け込んだ、便利で楽しい街」のことです。
NDKCOMはZMPのRoboTownパートナーとして、長崎からロボットとIT技術で地方都市を元気にしていくために頑張ろうとしています!

宅配がんばるぞ~

 

・これからDeliRoと何をしていくの?

イベント展示やNDKCOM本社での展示を行うことでDeliRoのアピールを行い、DeliRoが活躍できそうな市場の開拓を行います。
また、実証実験を重ねてDeliRoの市場・顧客ニーズへのマッチングを確認しながら「DeliRoがどのように人々の暮らしに溶け込んでいけるか」を模索し、実用化に向けて色んな場所でたくさんの人にロボットが動いているところを見てもらいたいと考えています。

 

・おわりに

DeliRoはNDKCOMの本社1Fに展示していますので、気になった方はぜひ会いに来てみてください!
九州でDeliRoに会えるのは、NDKCOMだけですよ~!