ENQiプロジェクトでは、JSTQB の普及を活動の一つとしています。
2022年12月には、JSTQB-FL の取得者が7名に達し、"ISTQB Silver Partner" にも認定していただきました。
jstqb.jp
この活動の一環として、また、次の "Gold Partner 認定" を目指して、2023年5月に実施された「JSTQB Advanced Level テストアナリストの資格認定試験」に挑戦しました。
試験について
今回受験した認定試験の概要は以下のものです。 prtimes.jp
以前までは紙ベースの筆記試験だったようですが、今回から CBT 方式での実施となりました。
※ JSTQB-FL はすでにCBT方式に移行していました。
試験結果
ENQiプロジェクトから4名、それ以外の有志が2名、計6名が受験し 1勝5負 という結果に終わりました。
私は残念ながら不合格でした。
受験直後も明らかに手ごたえがなく、勉強不足を痛感しました。
しかしながら、見事1名が合格を果たし、"Gold Partner 認定" の付帯条件である「少なくとも1名のAdvanced Level認定者」を満たすことができました。
受験記
合格者の勉強方法をご紹介したいと思います。
勉強ツール
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JSTQB公式サイトから pdf がダウンロードできます。
シラバスを基に試験問題が作られていますので、こちらの読み込みが最も重要になると思います。このシラバスを、少なくとも2~3周は読み込んだとのことでした。
eラーニング
今回の受験にあたり、バルテス社の「eラーニング JSTQB Advanced Level (TA) 試験対策講座」を申し込みました。
シラバスの各章ごとにわけられた解説の映像がトータル160分ほどと、各章の例題集などが利用できます。試験の中で配点が高い章を重点的に学習したそうです。
章ごとの問題数や配点は講座の冒頭で解説してくれます。
また、ISTQB の Exam Structures Rules でも確認することができます。サンプル問題
JSTQB公式サイトの「AL試験過去問題解説」が、ISTQB公式ではサンプル問題(Sample Exams)が公開されています。
これらを1日1回のペースで解くようにしていたそうです。
ISTQBのサンプル問題は英語の文献となりますが、上記のeラーニングにて、バルテス社の翻訳版が例題集として付属しています。
勉強時間
業務時間終了後、寡黙に勉強する姿を何度も見かけていました。
本人は「やりすぎかもしれない」と語っていましたが、試験実施が発表されてからの1カ月間は1日3~5時間程度勉強していたようです。
今後
今回の試験で1名が合格してくれたことで、"Gold Partner 認定" の条件には手がとどきました。
しかしまだその先に "Platinum Partner 認定" があります。
付帯条件には「少なくとも3名のAdvanced Level認定者」とありますので、まだまだ挑戦は続きます。
次回の認定試験実施は "2023年夏" になるようです。
8月だとしても残り2カ月あまりです。
合格者の受験記を参考に、次は確実に合格できるように準備しておきたいです。